【ひぐらし】最終回展開予想【卒】

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:31:10.66

以下、完全妄想SS
羽生覚醒→エウア対羽生の神権限争奪戦、互いの結びつきが強いカケラを相手ぶつけて自分の権限領域を広げようとする。→沙都子と梨花、梨花が剣を下ろす。もう一緒にルチーアに行かなくていいから、元の世界に戻ろうと諭す。沙都子、今までの努力がなんの意味もなくなる。せめて大嫌いな梨花のいない世界に行くと言い出す。梨花、それこそ私が今まで繰り返してきた意味がない、あなたも一緒に元の世界に戻って、と言うが、沙都子は静止を無視して歩いて行ってしまう。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:32:25.89

→歩いていた沙都子は道の真ん中で立つ圭一を見つける。申し訳なさと助けを求めたいという思いで駆け寄るも、振り向きざまにバットで滅多撃ちにされる。→駆け寄ってきたレナや魅音に助けを求めるも、彼女らも狂ってしまっていて、互いに殺し合いを始めてしまう。そう、沙都子は短期間に大量にループを繰り返したために、小さな事象のずれが積み重なりループ開始時点で既に村の全員がL5を発症している世界にたどり着いてしまったのだ。頭蓋陥没で朦朧とする意識の中、沙都子はつぶやく。「最善を望んで努力した結果がこんな世界とは、無様ですわね…」

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:33:17.21

→再びループ、しかしそこは、梨花という人物が存在しない世界だった。しかも、沙都子以外の人は梨花のことを知らないという。最初は清正したと思っていた沙都子だが、次第に心に穴が空いたように何にも興味を示さなくなっていく。
（実はこの時点で二人の神の対決によって世界が鏡合わせのように分かれてしまっており、梨花も発症した村人に襲われ沙都子のいない世界に飛ばされていた）
それぞれが歩いたり、家で生活している場面がスイッチしながら時間が過ぎていく

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:34:32.85

ある時、沙都子がふと見たテレビのニュースには、近隣諸国が日本に対し宣戦布告し、攻撃を開始したという文字が並んでいた。なんでも、日本が極秘裏に遅効性かつ超致死性のある細菌兵器を開発していたことが発覚したためだとニュースで話されていた。…心当たりがあるどころでは無い。
急いで診療所に行くと、そこは既に見覚えのある診療所ではなく、コンクリートの外壁に覆われた軍事施設になっていた。入江所長に合わせてくれと警備員に話す沙都子。しかし出てきた入江は、もう完全に「軍側」の人間になっていた。「悟史くんは日本のために、犠牲になってもらいました。本当に感謝しています」完全にサイコ博士になった入江。
1週間と経たないうちに、日本中に戦火が拡がっていく。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:39:00.61

その頃狭間では、エウアが現実世界の顛末を嘲笑いながら羽生との対決を続けていた。徐々に羽生が押され始めている。「奇跡とやらはどうした？我が分身よ。このままではお前の持つ世界にいる小娘も炎に焼かれてしまうなあ」
「梨花、沙都子、どうか、どうか協力して欲しいのです、過去も未来もこの無数に散らばったカケラの世界も全てやり直すために…」

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:42:00.37

ー学校地下にある仮設防空壕ー夜間空襲中
サ「もう、何もしたくありませんわ…」
リ「もう、このままぜんぶ無くなってしまえばいいのです…」
「そんなこと言っちゃダメだ。」と圭一
「そうだよ。どんな時でも諦めないのが私ら部活メンバーでしょ？」と魅音
「そうだよ！頑張って耐えて、明日もみんなで元気に会うんだよ！」とレナ
サ/リ「でも…」（梨花/沙都子がいない世界なんて…）
羽生（諦めないでください！一度世界分岐が起こってしまった以上、もう何度繰り返しをしても、梨花も、沙都子も出会えない！でも、一度だけ会う方法があります！）（もう一度二人の力を使って、世界を全部やり直して欲しいのです）
サ/リ「え…？」

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:43:07.24

羽生（もう一人の私と世界の領域を奪い合っているので時間がありません！一度しか言わないので聞いて欲しいのです！）（鬼狩柳桜を拾って、御神体を切って欲しいのです。そのあとは…僕にもわかりません…ただ、以前二人が戦った時と同じ力がもう一度だけ与えられます！その力で、どうか世界をやり直して欲しい。）（鬼狩柳桜は梨花と沙都子どちらの世界にも存在します。あの剣は繰り返しによる干渉を受けないのです。したがって、今柳桜があるのは鬼ヶ淵川の中流、あの河原の川底にあります！ただ、神殺しの儀式を成功させるには、分かれた二つの世界で同時に行わなければいけない…）（どうか…やり遂げて欲しい…）

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:44:21.43

リ「羽生ゥ！！」
エウア「分身如きが、妾の駒に干渉するでない！」
羽生「うぅ！！」
（お願いなのです…梨花…沙都子…）
「どうしたんだ？梨花ちゃん」
「どうしたの？沙都子…」
リ/サ「ちょっと嫌な奴に会って〈来ますわ/来るのです〉」
森が焼夷弾で燃え盛る中、二人は走っていく…
「「見つけた」」
流されていたオヤシロソードを見つける二人。直ぐ近くに爆弾が落ち、吹き飛ばされる。も、立ち上がり、雛見沢神社へと走ってゆく。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:47:44.10

「ずっとずっと、あなたのことが羨ましかったですわ、梨花。」「頭が良くて、誰からも好かれて、まるでこの村の王女様みたいだった…」「そんなあなたが大っ嫌いで、私と一緒に居させることで、劣等感を紛らわしてさえいた」「でも今は…」
「昔っから、憧れてた。誰の目も気にせず、好きなだけ遊んで好きなだけ毎日を楽しんでいた沙都子が。」「だから最初に叔父に引き取られて絞られた顔を見た時は、ほんの少しだけいい気分だった。」「今でも、あんたが得意そうにしてる面を見ると苛立ちもする。」「それでも…」
燃えた木が倒れてくる！咄嗟に避けるも、坂をころり落ちていってしまう。しかし誰かが手を掴んでくれた

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:48:26.94

「圭一！/圭一さん！」
「よう！大丈夫か？」
　「なんとか追いついたねーおじさんもうヘトヘトだよ」
「はうぅー泥だらけになってるところもかあいいよーう」
「みんな…/みなさん…」
「祭具殿に行くつもりなんだろ？」「その重そうな剣、きっと何か重要な仕掛けの鍵と見た！」
「それがあれば、このクソみたいな状況をどうにかできるってわけかー、北条家も知らない秘伝の隠れ家かな？とくと拝見させてもらいたいね」
「はうー！じゃあじゃんじゃん木を切って、道を開けばすぐだね！まかせて！」

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:49:34.98

ー現在の世界を横目に戦う羽生（みんな、ありがとうなのです。あと少し、あと少し耐えれば…！）
エウア「何を企んでいるかと思えば…妾らを殺させる気か？、バカな！そうすればお前という存在も消されるというのだぞ」
羽生「構いません、それでこの最悪の世界を免れるなら！」
エウア「ふん、世界を一からやり直したとて、何も変わらん。憎しみが憎悪を生み、憎悪が惨劇を生む。そしてまた雛見沢は生まれ、惨劇の袋小路に落ちてゆくぞ。」
羽生「それは分かりません。たとえ全ての事象が惨劇に続いていたとしても、その世界に人の意思がある限り、可能性はあるのです！」
エウア「残り香が…わかったような口を聞くでない！」
グワァ！！戦いは熾烈さを増していく

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:51:13.46

『着いた！』
祭具殿の扉を開くメンバーたち。
互いの世界を信じながら、梨花と沙都子は鬼狩柳桜を振りかざす。
沙都子（梨花…）
梨花（沙都子…）
（本当に…）
〈〈〈〈ごめんなさいなのです／ですわ〉〉〉〉
（焦り顔のまま真っ二つに割れるエウア、穏やかな表情のまま、真っ二つに割れる羽生）
パッカーーンとご身体が割れると同時に世界が割れ、そして繋がった。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:53:49.45

静止した時間の中、二人は再開する。
「憎たらしい人が戻って来ましたわね」
「それはこっちのセリフよ」
止まったままの圭一たち。世界が結合した反動のようだ。
見晴らし台までやって来た二人。互いに繋がっていた神の力を使って二人は光に包まれゆっくりと浮遊する。
「もうこんな大変な思いはゴリゴリよ。こんな村の巫女に生まれて、繰り返しの力で惨劇から逃げ続けて。」
「それは災難でございましたわね。ま、私もその災難の一翼を担っていましたわけですけれど。」
「本当よ。すっごく辛かったんだからね」
「だから、ごめん遊ばせって言いましたわよ」
「まあいいわ。」
「…本当に、ごめんなさい。こんなわがままに付き合わせてしまって」
「何度も言わせないでよ。それにもう、過ぎたことでしょ？」
「…」
「もし生まれ変わったら、勉強も頑張りなさいよね」
「…覚えておきますわ」
二人の間で、剣が回転を始める。もう二人は地平線が丸くなるほどの高さまで来ていた。静止は解け、日本各地が赤く燃えているのが見える。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:56:27.18

二人の間で、剣が回転を始める。もう二人は地平線が丸くなるほどの高さまで来ていた。静止は解け、日本各地が赤く燃えているのが見える。
「私たちの力を、再び柳王に思いっきりぶつける」
「ええ、そして剣と地球の対消滅で、ビッグバンを起こし、宇宙を作り直すのですわね」
鬼狩柳桜が回転をさらに早め、周りの空間を歪め始めた。
回る剣に手が添えられる。その手の主は力を溜める二人をそっと見守っていた。
「今だ」
二人は全身の力を思いっきり鬼狩柳桜にぶつける。臨界に達した剣は光のような速さで地球に降っていく…途端、オレンジ色の光が地球を包み、瞬時に萎んでいく。そして、一つの赤い点になり、それと同時に生まれた光と、闇が宇宙全体に一瞬で広がっていく
残された梨花と沙都子。眼下では白い円から光が吹き出し、新しい宇宙がもうすぐ生まれようとしている。
互いの体を維持するための神力も残りわずか、力を止めれば一瞬で塵になる。

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 18:57:20.59

「これでお別れね」
「そうですわね」
少し寂しそうな二人
「最後に、手を繋いでもいい？」
「ええ…」「…梨花」
「何？」
「生まれ変わっても、またお友達になってくれますこと？」
「フフっ何言ってるのよ」
「当たり前じゃない」

**それでも動く名無し** · 2021/09/30(木) 19:36:07.36

三行でお願い