大谷選手は10日、両国国技館で行われた同団体の旗揚げ記念興行「押忍PREMIUM PROWRESTLING SHOW ZERO1旗揚げ20&21周年記念大会」のメインイベントで世界ヘビー級王者・杉浦貴選手(51)に挑戦。15分過ぎに杉浦選手の投げっぱなしジャーマンスープレックスで後頭部をコーナーマットに打ち付け、そのまま仰向けになった状態で全身が動かなくなった。レフェリーは試合をストップし、16分44秒、レフェリーストップで大谷選手は敗れた。

 試合直後に団体は、救急出動を要請。動かない大谷選手をリングドクターの林督元医師が呼びかけるなど応急措置を施した。さらに、選手、スタッフらが大谷選手を囲み、仰向けになったままの大谷選手を心配そうに見守るファンがリングサイドで立ち尽くす事態となった。多数の観客が大谷選手の容体を心配し帰路につかなかったためオッキー沖田リングアナウンサーが「大谷選手は意識はあります」と繰り返しアナウンスした。その後、救急隊が到着しリングからストレッチャーに乗せられ救急車で都内の病院に搬送された。

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