阪神が逃げ切り、激戦を制した。

 一回、先発の西はみどり幼稚園の一番・あゆむくん(6)、二番・さくらちゃん(6)、三番・そうたくん(6)の主力3人に脇腹付近への連続死球を与えピンチに。しかしここから西が本領発揮、主審ゆうこ先生のジャッジに対する矢野監督の34分に及ぶ恫喝も奏功しピンチを凌いだ。

 その裏、死球を受けたみどり幼稚園の主力3人と交代した未就園児の内野陣に対するセーフティバント攻撃と、二死から6番糸原の走者一掃タイムリー内野安打で3点を先制。

 しかしその後はみどり幼稚園のエース・ゆりちゃん(5)も立ち直りを見せ、阪神は2回以降一人のランナーも出せず。

 そのまま試合終了かと思われた9回、二死から西の投じた137球目をだいあくん(5)が右翼ポール直撃のホームラン。この一発で西はリズムを崩し、そこから4つの四球で押し出し、一点差でなおも二死満塁となったところで湯浅に投手交代。湯浅の投じた初球はサードへの鋭いライナーとなったが、無事大山の顔面にめり込み試合終了となった。

 敗れたみどり幼稚園のえり先生(26)は試合後、「初回の相手側からの恫喝で試合が決まってしまった。すぐ死球を受けた子たちの搬送された病院へ向かいます」と球場を後にした。

 なおこの試合で、みどり幼稚園のゆりちゃん(5)が非公式ながら14者連続三振のを達成した。