0001それでも動く名無し
2022/05/09(月) 07:17:01.75ID:Dj+YWSRSM悪夢は1点リードの9回に待っていた。1年目から守護神に定着し、無傷の12セーブを挙げていたドラフト1位・大勢が3連打で2失点。大型連休最終日の白星フィニッシュは目前で霧散した。ただ、頼みの綱もいつかは打たれる。原辰徳監督(63)は初のセーブ失敗に「今日は真っすぐがちょっと単調になったところはあるかもしれないね。球種は持っているわけだからね」と指摘しつつ「いろんな意味で勉強よ。次につなげるということが非常に大事なこと」とフォローした。
チーム状況は芳しくない。坂本と菅野の両輪を欠き、絶好調だった吉川も故障離脱。だが、苦境に立たされてもブレないのが若手の積極起用だ。「五分と五分の力ならば実績のない若い選手を使う」。原監督が示したチーム方針は徹底されている。
開幕ローテにはドラフト3位・赤星とトミー・ジョン手術明けの堀田と山崎伊が入り、育成上がりの増田陸や菊地、2年目の中山がすでに一軍デビューを飾った。さらに、この日は昨季レギュラーだった松原を抹消し、ドラフト5位・岡田悠希外野手(22)を登録し、9回から右翼守備につかせた。
それだけではない。球団側も生え抜きの底上げへ、緊急補強も見送っていた。それがメジャー開幕前にレッズからFAとなった秋山翔吾外野手(34)だ。チームは開幕ダッシュに成功したとはいえ、外野は中堅手の丸以外は未知数のポランコとウォーカーの新助っ人。松原は不振で、リハビリ中の梶谷も手術に踏み切る方針だ。助っ人勢が不調に陥った際など、日本での実績が十分な秋山が緊急補強の候補となっても不思議ではなかった。
日本球界では秋山がNPB復帰を決断した場合に備え、古巣の西武やソフトバンクなどが〝臨戦態勢〟を整えた。そのなかで「巨人も獲得に動くのではないか?」とささやかれ「巨人が渉外担当を米国に派遣した」との情報まで駆け巡っていた。
しかし、結論として巨人が〝争奪戦〟に乗り出すことはなかった。球団関係者は「秋山選手が魅力的な選手であることは間違いないけれど、今季は『発掘と育成』の年。その方針が変わることはない」とキッパリ否定していた。
ヤングGにとってはビッグチャンスではあるが、チームの最大目標は勝利とリーグ優勝、そして日本一奪回だ。若手を起用すること自体が目的なわけではない。サバイバルに生き残り、レギュラーにのし上がるのは誰か。今後も競争は続いていく。
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