2ケタ借金で低迷も…阪神・矢野監督が心酔する「精神論」の中身
https://news.yahoo.co.jp/articles/281c56a679bbcbf9199478c06e829b856826b3ba

「『人はいつか死ぬ』『人生一度きり』など、インタビュー中に出た話は精神的な内容が大半でした。具体的なエピソードがほとんどない。原稿を書くのに苦労しましたよ」

【画像】阪神・矢野監督が「ロシアの要請」シャラポワと……

スポーツ紙の阪神担当記者が、こう言って苦笑いする。

インタビューの相手は矢野耀大監督(53)。矢野監督率いる阪神が、開幕9連敗を喫するなどリーグ最下位に沈んでいるのはご存知の通り。借金はアッと言う間に2ケタを超え、5月中にも自力優勝の可能性が消滅する危機にある。

一向に調子が上がる気配のない阪神の選手やファンを悩ましているのが、矢野監督が傾倒する「精神論」だ。象徴的だったのは、1勝15敗で迎えた4月15日の巨人戦後のこと。矢野監督は「ちょっと大丈夫ですか」と記者たちを引き止め、1枚の色紙を掲げながら次のように語ったのだ。

「友人の文字職人・杉浦誠司さんに来てもらい、365枚ある札の中から1文字を引いたんです。ボクがチームをイメージしながら引き当てたのが『波』という文字(色紙には『波』についてのポジティブな言葉が書かれていた)。浮き沈みもあるけれど、大きな波を作っていこう。楽しむことが一番大事じゃないか、というメッセージをもらい戦いました」