神奈川県相模原市の障害者施設で入所者ら19人を殺害した罪などで死刑が確定した植松聖死刑囚が、2022年4月、自ら再審を請求をした理由について「外部の人と接触したい」と話していることが分かった。

植松聖死刑囚は、2016年7月に相模原市の「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で殺人などの罪に問われ、横浜地裁で2020年3月に死刑判決を受けた。

その後、植松死刑囚は自ら控訴を取り下げ死刑が確定したが、2022年4月に横浜地裁に自ら手続きをして再審を請求している。

関係者によると植松死刑囚は6月15日に弁護士と面会し、再審を請求をした理由について「いろんな制限がかかっているので外部の人と接触したい」などと話していることが分かった。

植松死刑囚は死刑が確定し、親族以外と面会できない状況に不満を募らせ裁判のやり直しを求めたという。

また、再審請求に絡む手続きに「弁護人は必要ない」と話し、現時点で弁護士を選任しない意向を示しているという。

今後、横浜地裁が植松死刑囚の裁判のやり直しを認めるかどうか判断する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c93d1019aca06eb0874c402629ebff8cf3fe95b