東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者34人を新たに確認したと発表した。新規感染者が増加傾向にあることから、都は感染再拡大の兆候があるとして独自の警戒情報「東京アラート」を初めて発動した。

都は休業要請などを5月26日から段階的に緩和、6月1日には劇場や映画館、学習塾など幅広い業種への要請を解除したばかりだった。

小池百合子知事は2日、アラートの発動を決めた都の対策本部会議で「引き続き必要な警戒をしながら感染防止と経済社会活動との両立を図りたい」と述べた。都民に向けては「夜の繁華街など3密(密閉、密集、密接)のリスクが高い場所には十分注意してほしい」と呼び掛けた。

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