4位・DeNA 60点

 前半戦最後の阪神戦で手痛い3連敗を喫して5割ターンはならなかったが、開幕直後に負けが込み、下位であえいで時期に比べればチームの状態は上向きだ。7月を10勝7敗2分けと勝ち越している要因は、投手陣の踏ん張りにある。石田健大、今永昇太、濱口遥大、東克樹の左腕カルテットに、右腕エース・大貫晋一ら先発が試合をつくり、リリーフではエドウィン・エスコバー、伊勢大夢から9回の山崎康晃につなぐ勝ちパターンがタフな試合を投げ抜いた。野手陣にケガ人、新型コロナ陽性者が出ているのが懸念材料だが、3年ぶりのAクラス入りを狙える位置につける。主砲のタイラー・オースティンの復活も近く、新たに獲得した右腕のロバート・ガゼルマンも後半戦を戦う上での追い風となるはずだ。