ヤクルト・坂本光士郎投手(27)とロッテ・山本大貴投手(26)の交換トレードが両球団で基本合意に達したことが28日、分かった。
ともに中継ぎ左腕だが、変則投法を求めたヤクルトと、1軍で実績のある投手を求めたロッテの思惑が合致した。

【写真】昨年4月にプロ初勝利を挙げた坂本

トレード期限が31日に迫る中、両球団が動いた。山本は2018年に社会人の三菱自動車岡崎からドラフト3位でロッテに入団。今季はここまで1軍登板はないが、今季のイースタン・リーグで27試合で2勝1敗、6セーブ、防御率2・87の好成績を残している。

ヤクルト・高津監督は「勝つために新しい力は必ず必要になる」と新戦力の重要性を口にしてきた。山本はグラブを突き出してから胸元に折りたたむ「猫だまし投法」が武器。チームにはいないタイプでリーグ連覇へのピースとして獲得に動いた。

一方、ロッテは救援防御率3・66がリーグ5位。救援左腕が不足しており、前半戦最後の10試合でもベンチ入りしていたのは土肥のみだった。
坂本は2019年にドラフト5位でヤクルトに入団。昨季は36試合の登板でリーグ制覇に貢献するなど、豊富な経験がある。後半戦に向けて、両球団が戦力の整備に動いた。
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