巨人は30日、新型コロナウイルスの集団感染により31日のDeNA-巨人戦が中止となったことを受け、チームの現状を説明した。

 チームでは23日までの5日間で支配下選手69人中、菅野、岡本和、丸ら主力を含めて38人が陽性判定。28日に支配下登録70人枠の最後の1枠を、育成契約の勝俣翔貴内野手を支配下登録して埋め、1軍の公式戦に出場可能な内野手を3人に増やしたが、それでも内野手が1人不足している状況だ。

 29、30日の中止決定後は「31日の試合挙行を目指して、27~29日に順次隔離期間を終えた計11人の内野手について、1人でもベンチ入りさせることができないか復帰当日からコンディション回復に向けたトレーニングを続けてきました」という。

 しかし、最も早い27日に復帰した3人について、「29日夕方の時点で、この3日間のトレーニングの結果を確認したところ、3人とも上半身及び下半身の筋力が公式戦に出場できる水準に戻るにはまだ数日かかり、このまま31日の試合に出場させた場合、大きな故障につながりかねないことから、3人とも31日にベンチ入りさせることは不可能と判断いたしました。残る8人についても、コンディションの回復状態はこの3人以下の状態です」と、現状説明。31日の開催を断念することになった。

 巨人は球宴前の22~24日の中日戦も含め、これで6試合連続で中止。巨人は8月2日から東京ドームで阪神3連戦が予定されているが、「隔離から復帰した選手たちは現在、隔離期間中に落ちた筋力等を回復するためのトレーニングを懸命に続けています。当球団としては、選手たちがコンディション不良のまま実戦に臨んで大きな故障をしないことに留意しながら、試合挙行に必要な最低限の選手数がそろった時点で、すみやかに公式戦に臨むことにいたします。何卒、ご理解をいただきたくお願いいたします」としている。

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