つい1カ月前には秋山翔吾(34)がパドレス傘下のマイナーから昇格できずに帰国。広島と3年総額5億円で契約したばかりだ。秋山同様、日本球界復帰も騒がれそうなものだが、「筒香は簡単には帰国しないのではないか」というのが球界関係者の見立てだ。

「単身でドミニカ共和国のウインターリーグへ武者修行に行くなど、そもそもチャレンジ精神の塊。昨年受けた雑誌のインタビューでも、『しんどいとか、日本に帰りたいとか、そういう気持ちは全くなかった』と答えている。将来メジャーを目指す子供たちに夢を与える存在であり続けたいというのが彼の原動力。マイナーだろうと、メキシカンリーグだろうと、日本球界には目もくれず、メジャー復帰を目指すような気がします」

 昨年7月にドジャースから今回と同じDFA通告を受けたが、米国残留を選択して8月にパイレーツと契約。オフにはそのパイレーツから複数年契約を打診されるも、単年契約を選択。1年400万ドルでサインした。

 プレーオフ進出がとうに絶望的なパイレーツを戦力外になった筒香に、触手を伸ばすメジャー球団があるかは分からないが、それでも簡単には諦めないのがこの男。よだれを流す日本のプロ球団を当分の間、ヤキモキさせるのは間違いなさそうだ。
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