巨人が昨25日、最下位・中日を相手に痛恨の連敗を喫し、自力でのCS進出の可能性が再び消滅した。

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2試合を残して67勝71敗3分けとなり、今季の負け越しが決定した。

巨人のシーズン負け越しは2年連続10度目。2年連続は05、06年に次いで2度目だが、05年は堀内監督、06年は原辰徳監督(64)だったため、「2年連続」の巨人監督は、原監督が初めてとなった。


今季は負の記録を更新し続けた。まず6月26日に球団最速で自力Vが消滅すると、4月28日に最大11あった貯金を7月2日に全て吐き出した。同14日には借金生活に突入し、同17日には4年ぶりの5位転落。


8月30日には借金が4年ぶりの8まで膨張し、9月3日に自力でのCS進出が初消滅した。


投打で赤っ恥の記録はまだある。7月には4試合連続満塁本塁打被弾のプロ野球新記録を更新。8月には球団ワースト新記録となる8本目の満塁アーチを被弾した。


さらに43年ぶりとなるシーズン2度の1安打完封負けや13年ぶりの16失点大敗劇など惨敗が目立った。


投手陣は141試合で両リーグワーストの586失点(1試合平均4.16失点)。


昨季は12球団最少の45失策だった守備陣は、今季は同ワースト2位の81失策の拙守で投手陣の足を引っ張った。 誇れるのはヤクルトに次ぐ両リーグ2位の163本という本塁打数くらい。岡本和30本、丸27本、中田24本、ポランコ24本、ウォーカー23本と、07年以来15年ぶりとなる20発クインテットが誕生したにも関わらず、借金生活から抜け出せなかった。


通算16年目の原監督は昨オフに結んだ3年契約1年目。来季も指揮を執ることが濃厚だが、続投で本当にいいのか。巨人ファンも辟易としている。