「重圧をかければかけるほど、想像を超えていくタイプ。(大谷)翔平と全く一緒。もう彼に関しては背負い続けないといけない」

日本ハム監督時代、大谷の前例なき二刀流を推し進めた侍の指揮官。向かい風にさらされながら才能を開花させ、大谷は大リーグで今季、ベーブ・ルース(レッドソックス)以来104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。

栗山監督が、日本選手最多のシーズン56本塁打を放ち、史上最年少の三冠王に輝いた村上に求めるのも、世界的スターとなった教え子と同格のもの。さらに、ア・リーグ記録を更新する62本塁打をマークしたジャッジ(ヤンキース)まで引き合いに出し〝4番以上〟の期待をかけていることを明かした。

「例えば2番で(走者を)送らず攻撃的な形を組むときにメジャーのスター選手たち、ジャッジ、トラウトがどこ(の打順)にいるのか。早い打順に上げて点を取りにいくのもあり。何が一番かを考えます」