カージナルスで今季限りで現役引退したアルバート・プホルス氏は来季からエンゼルスのアンバサダー兼指導者として活動する。エンゼルスのジョン・カルピーノ球団社長がロサンゼルス・タイムズ紙に明かしたもので、スプリングトレーニング、ドミニカ共和国にあるアカデミーで指導に当たるという。

 42歳のプホルスは2011年オフにエンゼルスと10年契約を締結。その際に引退後に10年総額1000万ドル(約13億9000万円)でパーソナルサービス契約を結んでいたという。2021年途中に事実上の戦力外(DFA)で退団となったものの、カルピーノ球団社長は「彼はチームのアンバサダーのような役割を担う」と明かしている。

 プホルスは歴代4位の703本塁打、歴代2位の2218打点をマーク。将来の殿堂入りが確実視されている。エンゼルスのミナシアンGMは「いつかフロントオフィスで仕事をしたり球団を運営したい気持ちがあるとなったら、彼ならできると思う。今年成し遂げたことは、個人的にとても嬉しく思っている。特別な年だった。彼は特別な男だ。歓迎するし、球団の財産になる」と語ったという。チームを牽引する大谷翔平投手、マイク・トラウト外野手にとっても、心強い存在となりそうだ。

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