立浪竜の大胆な血の入れ替えは、まだまだ終わらない。今季6年ぶりの最下位に低迷した中日は今オフ、積極的な補強を断行。阿部と楽天・涌井のトレードを皮切りに、京田とDeNA・砂田との交換トレードを成立させ、チーム内外を驚かせた。

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 新外国人もメジャー通算41本塁打を誇るアリスティデス・アキーノ外野手を筆頭にソイロ・アルモンテ外野手、オルランド・カリステ内野手を獲得。9日の現役ドラフトでは笠原がDeNAへ、DeNA・細川が中日へそれぞれ移籍し〝交換トレード〟の形となった。

 これで今オフの活発な補強は打ち止めかと思いきや…。チーム関係者は「これで終わりどころか、ウチの最大の補強ポイントである捕手がまだ獲れていない。木下をおびやかすような正捕手候補を狙っているが、現状では交換トレードに応じてもらえるような選手がなかなかいないのがネック。とはいえ金銭トレードになろうが、どんな形であれ、とにかく捕手は獲得に動くことになる」と断言する。

 さらに「まだ支配下枠に余裕があるし、捕手に限らず、他のポジションの選手を獲得することだって十分ある」(前出の関係者)。今後も立浪監督の次なる一手から目が離せない。

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