球場が騒然となった場面について松川は「朗希さんもめちゃくちゃいい球だったので、ストライクやと思って態度に出してしまったというか。やってもうたと思って、後ろ(二塁側)を向いたと思います」と回想。ただ白井球審がマウンドへ向かったことには「ありえへんかなと感じましたので。とっさに体が反応しました」と後を追ったという。

 白井球審に追いつくと「何かあるのか?」と聞かれ、松川は「すみません、ボールです。白井さんのジャッジが正しいです」と謝罪。「帰るか」(白井球審)という流れだったという。

 松川は実際のコースについて、パーソナリティーに問われ「えっー、ストライクかなと」と苦笑いしながら感想を口にした。

 なお、この場面について騒動翌日の4月25日、母校の市和歌山の半田監督は日刊スポーツの取材に対し「投手を守る気持ちが素直に出たシーンだなと。素晴らしかった」とたたえ、松川が発した言葉についても「すごく気になりますよね。たぶん彼の性格だったら『今のボールっす、ボールっす』とかだと思うんですよね」と予想。さすが恩師、見事に的中していた。