ソフトバンク・和田毅投手が17日、福岡市内のショッピングセンターでトークショーに臨み、米大リーグのメッツ入りが決まった千賀滉大投手に英語習得の勧めを説いた。

 司会者から千賀にアドバイスしたいことを問われると「技術は問題ないですし、ケガがなければ成功すると信じている。やっぱり英語は話せた方が良い。通訳さんに頼りすぎると良くないというのはある」と力説した。

 和田もオリオールズ、カブスに在籍した4年間の米国暮らしで最初の2年は通訳をつけていたという。「最後の2年は通訳がいなかった。人間は窮地に追い込まれると、覚えようとする。(千賀も)5年契約なので、3年目ぐらいからある程度話せるようになって欲しい」と期待を口にした。

 和田は日常会話やリスニングは不自由を感じなくなったが、技術論など野球談議には苦戦した。「注文したりとか、レストランでほとんど困ることはなかった。一番は深い野球の話。ニュアンスを伝えたい時に、どうしても通訳さんがいないとできなかった。もっと野球の話をできたら良かった」と体験談を明かした。千賀はバーランダー、シャーザーとチームメートとなるだけに、メジャーを代表する両投手とコミュニケーションを図れれば、鬼に金棒となりそうだ。