また、日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」のホームからバックネットまでの距離が公認野球規則に定める基準を満たしていない問題に関しても言及。昨年12月13日にもプロ、アマ合同の日本野球規則委員会が開かれ、野球規則の条文改正が議論されたが、継続審議となっていた。

 中本委員長は「1956年にプロアマ合同のルール委員会ができて、その時に決められたものです。その後、そのことについて議論になったり、問題になったことがなかったから、ずっとこのままできていた」と説明。その上で「議題にもなりました。いろんな意見がでましたが、その時点では現在のルールがこうなっているのだから、早急に変更は適切じゃない。もう少し検討が必要」と継続審議することを明かし、「長い時間かけるわけじゃないが、全体でも原文と翻訳で解釈の違いがあるんじゃないかと。まとめて検討しようとなっている。いまのところは現在の規則通りに適用していく」と続けた。

 公認野球規則では「60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と記されているが、米国の野球規則は「推奨する」としている。