ドラフト1位の二刀流・矢沢宏太投手(22)の実戦初登板が23日のロッテとの練習試合(名護)になる見通しとなった。

 矢沢は第4クール初日の16日にライブBPで初めて打者相手に登板する予定。建山投手コーチは「実戦は(ライブBPの)次のクールくらい。ビジターに行くといろいろせわしないので、こっちでしっかり準備させて投げたい」と明かし、順調にいけばホームの名護での登板となる。

 投打二刀流を目指す矢沢は今キャンプでは1クールに1日「投手の日」として練習。残りは「野手の日」として調整をする。

 この日は3度目の「投手の日」としてブルペンで42球の投球。「前回よりいいバランスで投げられたかなと思います。次の登板でライブBPがあるので、そこでもう少し出力を出していけたらなと思います」と充実した表情を見せた。

 野手としての矢沢は、打撃、守備、走塁すべてにおいて勉強中。一方、投手としての矢沢を建山投手コーチは「ピッチャーの方はできあがっていますよ」と評価し、「彼は三振が取れるピッチャーでいけるんじゃないかと思っている」と期待する。

 矢沢も実戦に向けて「自分を出していく。プロを相手に自分の今できることを全て出して、そこで見つかることがあると思う。強いストレートを投げて、キレのいい変化球を投げて空振りが取れたり、三振が取れたらすごくいいことかな」と話す。23日のロッテ戦で、投手・矢沢がベールを脱ぐ。
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