「巨人では先発を任せたかったが、本人の調子やチーム事情もあって役割が定まらなかった。全ての球種がクオリティが高く、スタミナもあって連投もできるがゆえに便利屋のようになってしまった感じもある。先発、中継ぎのどちらかで固定すれば状況も変わっていたはず」(巨人OB)

「先発で使いたくなる投手でもある。しかし球種は多いが飛び抜けたものはなく、制球力とタイミングを外すのが生命線。研究されると長い回を投げるのは苦しくなるので、やはり中継ぎが適任ではないか」(在京球団編成担当)

 FA市場での人気は高まることが予想されているが、決断を左右しそうなのが、球界の中では決して高給取りとはいえない田口の年俸だ。

「田口本人は現在のポジション(中継ぎ)に大きなやりがいを感じている。巨人時代とは状況が変わり、中心選手の1人になった。しかし2年連続で優勝に貢献した割に年俸8800万円(推定)は格安。FA宣言すれば、現在よりはるかに良い条件を提示する球団は出てくるはず」(ヤクルト担当記者)

https://news.yahoo.co.jp/articles/025e22c14bd000b58d53c8de4bad002acbd5d5bb