エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、米アリゾナ州テンピの球団施設でマイナー相手に登板し、4回2/3を投げ4安打1失点、8奪三振1四球だった。開幕投手を務める30日(同31日)のアスレチックス戦に向けた最終登板を終え「WBCの時点で出力も出ていたのでその時点でほぼ完了はしていたので、あとは今日ピッチクロックとピッチコム、これが1番の自分の安心材料としてちゃんとできるという確認をしたかった」と振り返った。

 21日(同22日)の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝・米国戦で胴上げ投手となってから中2日も「多少体の張り感は残っていますけど、投げるボールというよりはピッチコムとかの確認をしたかった」。初回は1安打も無失点も、2回に先頭にソロを浴びた。その後は走者を出しながら得点は許さず、81球を投じてストライクは49球だった。

 世界一を手に、今度は2年連続の大役からエンゼルスでポストシーズン進出を目指す。短期決戦を経験したことでその思いが強まったかと聞かれると「それはもう思いましたし、ポストシーズンだったりWBCみたいな熱量は特別かなと思う」と言葉に力を込めた。