西武の2年目左腕・隅田知一郎投手(23)が5日の楽天戦(楽天モバイル)に先発し、6回3安打1失点で負け投手となった。自身はこれで昨年3月26日のプロデビュー戦(対オリックス)に7回無失点で勝利して以来、球団ワーストとなる11連敗を喫した。

 隅田は「初回は連打のあとに四球で満塁にしてしまいましたが、今日は調子もコンディションもよかったので慌てることなく最少失点で切り抜けることができたことと、粘り強く投げることができたのはよかった。ただ、二死を取ってから無駄な四球を出してしまったところは反省点です。次回はしっかり修正したい」と1失点での黒星を振り返った。

 失点は初回、連打と四球で作った無死満塁のピンチで浅村の二ゴロの間に与えた1点のみ。2回以外は毎回四球で走者を許し、攻撃のリズムを作れなかったが、先発としては十分なクオリティー・スタート(QS=6回以上を自責点3以内)だった。

 しかし一昨年、4球団が競合したドラ1左腕には今季も〝無援護地獄〟がつきまとっている。

 昨季16試合の登板(うち救援2試合)で防御率3・75だった隅田が受けた援護点はわずかに16。平均援護率は1・78で80回以上投げた投手の中では唯一の1点台。14度の先発登板の中での最大援護がデビュー戦の4点だった。

 昨年から続く11連敗中、無援護試合もこれで6度目。この負の連鎖が続く限り、隅田にも打線にもプレッシャーがかかり続けていく。

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