「見返してやりたい気持ち」

ヤクルトからDeNAに交換トレードで移籍した西浦直亨(なおみち)内野手(32)が27日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行い「こんなチャンスはない。つかみ取る」と決意を新たにした。

背番号は「39」に決まり、28日のヤクルト戦(神宮)から1軍合流。通告を受けた際は「驚きと期待を持っていたのと半分ずつ」の思いだったといい、「ケガなく体も元気、2軍でも打っていた。(ヤクルトを)見返してやりたい気持ちもある」と意気込んだ。

昨年は6試合の出場で、国内FA権取得まであと32日で迎えた今季は5月27日に1軍初昇格も9日で登録抹消。7月4日に再昇格も、今度は4日で落とされ、6試合で12打数2安打。しかしイースタン・リーグでは32試合で打率・306、4本塁打と好成績を残していた。

DeNAの球団関係者は「実力はあるけど去年、今年と高津監督からまともに使ってもらえず干されているとも映った。優勝争いする中で必要な人材」と高く評価。今月末に迫ったトレード移籍期限ギリギリの成立に「よく獲得できたと思うよ。うちは三塁の宮崎が欠場しがちなのでその控えと、遊撃が定まっていないのでそこでも勝負させることができる。西浦が入ることによって内野全体が活性化して阪神を追撃する態勢が整った」と大きな期待を寄せている。