楽天が、2軍コーチとして今季限りでヤクルトを戦力外となった奥村展征内野手(28)の招へいを検討していることが10日、分かった。内野守備走塁部門とみられる。
奥村はこの日、自身のSNSを更新して現役引退を発表し「ここまでプロ野球生活10年間できたのは、紛れもなく皆さんの声援があったからだと思っています」と感謝した。

奥村は2014年にドラフト4位で巨人に入団し、15年1月に国内FA権を行使した相川亮二の人的補償としてヤクルトに移籍した。
万能型の内野手としてだけでなく、チームの盛り上げ役としても存在感を発揮。
昨季までのリーグ連覇に貢献し、通算216試合で打率・199、2本塁打、24打点の成績だった。

楽天は今季リーグ4位に終わり、来季は今江新監督の下、リーグ優勝を目指す。黒川ら将来有望な若手内野手も多い。
奥村は28歳と若いが、野球に熱く真剣に向き合い、まじめな性格なだけにコーチにも適任。指導者として新天地で新たなスタートを切る。
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