兵庫県の斎藤知事は22日、死亡した元兵庫県議の竹内英明さん(50)についてNHK党の立花党首が「警察に逮捕されるのが怖くて命を絶った」と発言し、兵庫県警本部長が明確に否定したことについて、「立花氏がSNSで発信されて県警本部長から答弁を受けて訂正、削除されたことはうかがっています。個人としての発信は個人が一定の責任持って、SNSを利用する際は事実に基づく発信が大事」と述べました。

また、「SNSによる誹謗中傷や人を傷つける内容を(発信するのは)社会全体としてやるべきではない行為だとこれまでも述べさせていただいた。SNSについては適切に冷静に扱っていくことが大事だと伝えていきたい」と話しました。

■「SNSは適切な使い方を心がけていただきたい」と斎藤知事
さらに記者から、斎藤知事の支持者の中には立花氏の言動を支持して投票した人もいる中で、知事にとって立花氏の言動が受け入れられるものなのかを問われると、誹謗中傷やそれにつながりかねない情報発信は行うべきではないとしたうえで、「ひとつひとつの把握や審議を確認できる立場にはない」と述べました。


【兵庫県・斎藤元彦知事】「立花氏をふくめ、大変多くの方々がSNSを通して情報を発信している状況ですので、私が個人一つひとつのものを把握するのは難しい。真偽について確認できる立場でもない。知事としては心無い誹謗中傷とか誹謗中傷につながりかねない真偽不明の情報発信は人を傷つけるので、行うべきではないとこれまでも申し上げてきた」

「条例の制定も検討していきますが、SNSは適切な使い方を心がけていただきたい」

【記者】Qなぜすみやかな削除要請など、積極的な対応をしない?

【兵庫県・斎藤元彦知事】「私は県知事という立場ですから、様々な方がSNSをご利用される方の中でひとつひとつ真偽を確認することは難しい。私としてはSNSの適切な利用、誹謗中傷などすべきではないと申し上げさせていただいているので、私としてはしっかりと対応していると考えています」

関西テレビ
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