AKBグループを悩ます「未成年の水着グラビア」問題 写真集“バカ売れ”坂道グループとの違いは…?

「実は田中は今年20歳を迎えるまで水着を“制限”されていたんです。元々スタイル抜群で人気もあり、AKB48グループの中でもグラビア向きの新星として期待されていました。16歳だった2018年から水着グラビアで度々雑誌の表紙を飾っていたんです。いよいよグラビア界のニュースターが順風満帆のスタートを切ったと思ったのですが…」

「ある運営幹部が『こんなの許さないよ』と激怒したんです。当時16歳の田中に水着グラビアをやらせたことが逆鱗に触れたらしいのですが、過去にもAKB48グループでは14歳や15歳の水着ショットを普通に雑誌などに掲載していたし、当時田中が着用していたのはかなり布の面積の大きな水着でしたから、担当者は何がいけないのかサッパリわからなかったそうです。それにも関わらず、これを機に田中だけでなく若いメンバーの水着ショットがほぼNGになってしまったんです」

「念頭にあるのは、『児童ポルノなのではないか』という世間の批判から逃れるためだったようです。当時は特にAKB48グループに対する風当たりが強く、18歳未満にセクシーな水着グラビアをやらせるのはいかがなものか、という論調も一部であった。他のアイドルグループやソロのグラビアアイドルの中にはもっと若くてもガンガン水着になっているタレントも多数いますが、少しでもリスクを避けるために“自主規制”した部分があるのでしょう。今でも『20歳未満は下着NG』など暗黙のルールは幾つも存在するようですよ」

「ちょうどこのあたりの時期から乃木坂46の写真集が“バカ売れ”し出したんです。白石麻衣や生田絵梨花らのエース級だけではなく、世間的に知名度のないメンバーも軒並み数万部〜十数万部の売り上げを記録していきました。清楚路線の乃木坂46は基本的に雑誌のグラビアでは水着をやらない方針を続けており、写真集で満を持して初水着を解禁するスタイルが定着。これが“成功”の一因とも言われていますね。他の坂道グループも同様に売れています。運営幹部はAKB48でも同じようなことをしようとしたんでしょう」

「AKB48グループはもともと清楚路線ではなく、水着も下着も『何でもアリ』で人気が爆発したアイドル。今更乃木坂46の真似をしても同じ結果が出るわけがないんですよ。水着の“出し惜しみ”をして写真集が売れればそれに越したことはないですが、乃木坂46とは人気も築き上げてきたイメージも何もかも違いすぎますからね…。今でも、バックに吉本興業がいて比較的“縛り”の少ないNMB48以外のAKB48グループは、水着などのセクシー系の写真を毎度のように厳しくチェックされていますよ」

「運営幹部に水着NGを食らってしまってからは雑誌に出る機会も減りました。いくらスタイルがいいとは言え、タンクトップやTシャツではやはり限界がありますから…。田中は昔から本人がすごく水着グラビアにも前向きだっただけに、もっと若い時期から水着をやらせてあげたかったというのが本心です。田中が10代のうちにグラビアでブレイクすれば、HKT48ももっと良い方向に進んでいったかもしれない。本当にもったいなかったです」
https://bunshun.jp/articles/-/50056?page=1