「前田敦子から昨日電話があった」「優木まおみと食事したことがある」… 650億円を集めて逮捕の“マルチ商法ビジネスのドン”の怪しい謳い文句

逮捕者のなかに「マルチ商法ビジネス」の超大物としてその名をとどろかせていた人物が含まれていたからだ。
事件の主犯格として捕まった投資会社役員、玉井暁(53)である。

大手マスコミの警察担当記者が明かす。

「玉井といえばここ10年以上、関わった複数のマルチ商法で多数の被害届が出されており、警察にマークされてきた男です。
ただ、これまでは2013年に健康ドリンクを商材としたアメリカ系のマルチ『モナヴィー』で得た所得約2億8000万円を申告せず、
約1億円を脱税したとして起訴されたことはありましたが、金商法違反や詐欺罪など、マルチ商法自体を罪に問われたことはなかった。

https://bunshun.jp/mwimgs/9/a/-/img_9ab9a55c18c1ad12fc4c47748e542e141493038.png
https://bunshun.jp/mwimgs/c/1/-/img_c1667043d4322d417a53677eb0d772b3219512.png
モナヴィーを愛飲していることを書いた前田のブログ ※現在はすでに削除

成功者としての自身をアピールすることで、セミナーへ誘導するというのはマルチ商法の常套手法だが
、玉井容疑者の話法でひときわ目を引くのが著名人との親密さのアピールだ。
玉井と長年のビジネスパートナーだったというA氏が明かす。
「玉井は今から約12年前に、日本市場の上位会員としてモナヴィーに参加すると、
数年で日本市場で数千人の会員を傘下に獲得した。年収5億〜6億円は集めていたはずです。
セミナーでは、『優木まおみや吉川ひなのと食事したことがある』とか、『前田敦子から昨日電話があった』などとと吹聴していましたね。
実際、彼女たちは当時ブログや雑誌の取材に対し、モナヴィーを愛用してることを公言していました。
玉井が会員を獲得するうえでかなり効果があったのでは。
前田に関しては母親がモナヴィーのディストリビューターだったこともあったようです」

文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/50152