ここまでは良かったが、大泉が本番で紹介した通り、昨年11月の出場者発表会見でも円陣を組み、「せーの、チ〇ポ!」と男性器の呼称を叫んで大きな話題となった6人が、このままで終わるはずもなかった。

 本番での円陣について聞かれた途端、チッチは「円陣? これは言っても大丈夫な所ですか?」と見守るNHKスタッフに確認すると、「やっぱり、チ〇ポは私たちにとって欠かせないものなので、ルーチンとして(発表会見では)本当、自然に気合を入れてもらおうと思ってやったんですけど、本当、ぎりぎりセーフだったかなというところではあるんですけど…」と話した上で「本番はご迷惑をおかけしない程度に『サイレント・チ〇ポ」をさせていただこうと思います」と放送禁止用語を連呼して取材陣の笑いを誘った。

 「サイレント・チ〇ポ」という言葉の説明を求められ、「爪痕を残そうというよりかはBiSHなりのまんまを見てもらおうかなと言う感じでいかせてもらおうと思います」とチッチ。本番での「チ〇ポ!」絶叫は公共放送であるNHK的にもちろんNG。その言葉を笑顔で連呼するチッチに私は正直、違和感を覚えた。

 言いたくて口にしているのか。それとも言わされているのか。本人たちのしたたかな計算なのか。制作サイドの仕掛けなのか。

 ファンたちにはおなじみの光景だろうが、おじさん記者にはうら若き乙女が男性器の呼称を絶叫するのは、聞いていてキツかったし、「寒さ」も感じた。

 これが彼女たちの目指すパンクということなら、しようがない。ただ、ギャグとしてもすべっているし、リハーサル、本番とそのエンターティナーとしての実力が本物と思い知らされただけに、「そこに下ネタはいらないのに」と正直に感じた。

https://hochi.news/articles/20220101-OHT1T51014.html?page=1
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