>必要以上の責任を背負い、気を張り続ける毎日。
完璧でいることを自分に課していた。
自身と同じストイックさを周囲にも求めていた。

「SKE48の先頭、48グループの先頭としてと全てを真面目に考えちゃっていた。常に手を抜いちゃダメだって。
自分は若かったし、それが無理なくできてたんですよ。でも真面目にできない、やりたくない人もいるじゃないですか。
自分の素のスタンスでやりたい人とか。それでも自分がストイックにやっていると、
ストイックじゃない人を見ていて悲しかったり、切なくなる。そう考える自分が嫌だなと思うようになっちゃって」


>体調面も考慮し、1月に発売するSKE48のシングルではグループ結成以来、始めて選抜メンバーから外れることになった。

「すごく悲しくて、最初スタッフさんに言われたときに納得できなくて...。
今まで築いた歴史をパーにしちゃうのかと思ったけど、でも自分が抜けることで別のメンバーにスポットがあたる。
新しいSKE48を見せられるならいいと前向きに考えるようになりました」

SKE48、48グループ全体への思いにも変化が生まれた。

「今まではSKE48、48グループに恋をしていた。でも一途になりすぎてうまくいかなくって、
視野が狭くなって自分のケアができてなかった。これからはいろんな分野に浮気していこうかなと思ってます」


>その一つがソロアルバムでも取り組んだ作詞だ。
1か月の休養の間に11曲の作品を書き上げ、自分以外のアーティストへの提供の話も進んでいる。

「自分が歌うだけじゃなく、作詞家になりたい。第二の秋元康になりたいんです。
秋元先生の歌詞をずっと歌って聴き込んでいるから、秋元先生の歌詞の書き方もわかるし。
もし卒業したら秋元先生の弟子になって、隣につきたい。そのくらい作詞も楽しんでます」


>>1月6日に珠理奈は初のソロライブを行うが、なんと無観客。
ライブの模様はSHOWROOMで配信される。

「私、普通が一番嫌いなので変わったことがしたい。
色々考えて無観客にしました。歌番組に出演すると、ファンの方から『見つけるのが難しい』と言われますけど、
今回は私しか映らないので、その面で楽しんでもらえたら。
無観客って発表すると『なんでお客さんを入れないの』となるんですけど、それもストーリーになる。
1月6日のライブが終わって、次にお客さんの前でソロライブができるとなった時に、自分自身も喜びが増すと思います。
この景色が見たかったんだって」


>グループについて、自身について、以前よりもリラックスして臨めている。
自身の性格を「せっかち」と語る珠理奈は今はセカンドキャリアについても考えている。

「グループを卒業した後も歌って踊れるアーティストを続けたい。
安室奈美恵さんや倖田來未さんに憧れて、この世界に入ったので。
そしていつか自分が動く方ではなく、動かす方、指原莉乃さんを超えるプロデューサーになりたい。
卒業しても、あと三花くらいは咲かせられると思ってます」