TIME IS NOW !
          運 上 弘 菜 論

第T章 自ら切り拓いたセンター像、語るべきは今なのか
                          2022.02.15

元々は、黒人解放運動で打ち鳴らされたフレーズのようだ。
TIME IS NOW  時は、今だ!
僕は、JAZZのアルバムで知った。

AKBGでは、様々なセンターが現れた。
そのほとんどは、デビュー当初から「推され」として登場する。
ほぼ自力でセンターまで上りつめるという軌跡の際立ち、
大人から設定されたクールなイメージから、自ら希求した
明るい王道アイドルへの脱皮、
何よりキュートで美しいなっぴを語ってみたい。

ざわめきと興奮・動揺が交錯した初センター発表、そしてソロ公演・
フォトブック・コロナ禍の中での外仕事というセンターに課せられた
通過儀礼を一定こなしたことで、
今こそ「なっぴ」を語るタイミング なのかも知れない。
もちろん直ぐに卒業するはずもないのだが、胸に様々な思いを
巡らせている気配も、この章を書く動機になった。

なっぴを知るまでに、僕の関心を呼んだ3人のセンター。
一人は、「神性と寡黙さをまとった、王道まゆゆ」、
お気に入りの誠意大臣;宮脇咲良と川本紗矢 を両脇に並べた
卒業公演の「初恋よこんにちは」、光々しい誠意大将軍そのものだった。

     https://www.youtube.com/watch?v=v2JkSkhnu4c

そして、NMBの「万能の神でありながらも、地獄の万里の長城
握手会を誠実にこなした、さや姉」、それと「破壊神、デーモン須藤」。 
この石もて追われるがごときデーモン須藤は、哲学少女を
売りにして、そのテーマは何と「正直に生きたい!」だった。
この「正直」と、なっぴの「素直なありのままでいたい」は、本来なら
かなり重なるところだが、言葉を弄び人格者大島優子氏に「F〇CK!」
と言い捨てられた須藤、なっぴとの違いを際立たせたく、
あえて取り上げさせてもらった。