ノア・13日の横浜武道館大会で、丸藤正道(42)がユニット「エムズアライアンス」の活動休止を宣言した。

 エムズアライアンスは2020年6月、丸藤が武藤敬司、望月成晃とともに結成。その後、宮本裕向、船木誠勝、田中将斗が加入した上、元SKE48の松井珠理奈などリング外のメンバーも加わって勢力を拡大し、昨年11月には武藤と丸藤のコンビでGHCタッグ王座を獲得した。

 しかし、今年に入って急失速を余儀なくされる。まずは1月、拳王を破ってGHCナショナル王座を奪取した船木がその試合後に金剛に移籍する意向を表明。続いて2月には中心メンバーの武藤が左股関節唇損傷により長期欠場を発表し、復帰のめども立たないことからタッグ王座を返上を余儀なくされた。

 そんな中迎えたこの日、丸藤と望月はGHCタッグ王座決定トーナメントに出場し1回戦で清宮海斗、稲葉大樹組と対戦。王座返り咲きへ攻め込んだが、最後の最後に不知火を狙ったところで稲葉に体勢を入れ替えられて逆さ押さえ込みで3カウントを奪われた。

 まさかの結末に直後は納得のいかない様子も見せた丸藤だったがコメントスペースに現れると「ずっと考えていたんだけど、このユニット、ひとまず活動を休止しましょう」とポツリ。驚く望月に「武藤さんが欠場して船木さんがいなくなって、宮本君もどこで何しているか分からない。勝手かもしれないけど、5人で嵐だと思っているんで。一人でも二人でも欠けてしまったら嵐としてのグループ活動はできない」と話した。

 当然望月は「え、嵐?」と反応したが、丸藤は「絆はどんどん強くなっていったし、楽しい思い出ばかりだったけど、解散じゃなくて活動休止。やっぱり俺たちは5人そろって嵐だから。コンディションと気持ちが整った時に再結成しましょう」と続ける。これに望月もとうとう「総帥の決めたことなので」としつつ、活動を休止することでいまだ実現していない丸藤とのシングル戦実現も視野に入れた。

 約1年半という短い期間ながら、存在感を示したユニットの活動休止。丸藤は「今はユニットの抗争が多いので、ちょっと自由に。その方が言葉は悪いかもしれないけどマンネリみたいなのが防げると思う」と話した。この活動休止が方舟にどんな新たな作用をもたらすことになるだろうか。