>>350
47の素敵な(光)2020/10/04(日) 15:43:53.34
人望民の朝は遅い、もう昼過ぎである
「これでも朝方までやって寝てますから」
そう言うと彼は逆ピースと気持ち悪い笑顔をカメラに向けた

最近は安価が少ないと口をこぼした
まずは足りない頭で必死に推しを擁護する
「やっぱり嬉しいのは構ってくれた時ですかね、この仕事やっててよかったなと」
「毎日スレの流れが違う、プロの人望民じゃなきゃわからない」

今日の話題はおぎゆかチャンネル
少ないボキャブラリーを駆使してスレ民を煽る。「渋谷のスクランバル交差点で話題」「おぎゆか大勝利(爆笑)」基本的な形は決まっているが、最近のスレ民に合わせ多種多様な煽りを考えなければならないところが辛いところと彼は語る。

「やっぱ時間によっては煽りも難しいね」
「でも自分で選んだ道だからね。後悔はしてないよ」
「コラー女子部!そんな煽りじゃダメ」

彼の目にかかればレスを見るだけでプロか素人かは一目瞭然である
今、一番の問題は後継者不足である
かつては地下板にてパート100まで続いたが山口の研音所属により多くの高齢者が脱落しプロ人望民は彼を含む数名となった

人望スレは過疎化したNGT板に追いやられ地下板の拠点としていた本スレすら維持出来ないこともある
「いや僕は続けますよ、安価をつけてくれる人がいる限り」
人望スレの灯火は弱い、だが頭頂部は輝いている

「ときどきね、市役所の福祉課にまで凸してくれる人もいるんですよ」
「遠くに住んでいる人も福祉課に電話してくれるし生保が続く限り続けようと思っています」

しかし卒業メンバーの活動が開始し人望民は10分の1にまで減った。頭髪も減った。一時は引退も考えたという
「やっぱりアレですね、たいていの若い人はすぐリアルに逃げるんですよ。推し変してまとめ出しとか...
でもそれを乗り越える奴もいますよ。
ほら、そこにいるリュウタもそう。
そういう奴がこれからの人望民界隈を引っ張っていくと思うんです」

最近ではSRでタワーをおねだりされたりもした。しかし彼は拾ったタワーの画像で済ませた。「生保を貰い無銭でアイドルを楽しむのが人望民として譲れないプライド」
恥ずかしげもなく語る彼の横顔はプロのそれであった。
今日も彼は太陽が昇るまで地下板にレスとツイッターを更新した。
明日も明後日もそして昨日の夜もその姿は変わらない
太陽は何度でも昇るのである

そう、人望民の朝は遅い