ある日の研音事務所の穏やかな日の会話

先輩マネージャー「〇〇さん、あなたが直接担当する事を当分の間はないけれども、地下の山口真帆さんについては聞いているわね?」
新人マネージャー「あっ、はい、一通りは聞いてます、山口真帆さんの前ではしてはいけない言動も聞いてます」
先輩マネージャー「そう、それなら安心だわね、あと万が一にも彼女と二人きりに成ってしまった時の、最近の注意事項としては、彼女が昔の暴行事件のフラッシュバックを起こしたら、優しく抱きしめて猫の忍者に貴女の護衛を任せているから安全安心ですって、発作が治まるまで繰り返し話して聞かせれば、ものの数分で元の彼女に戻るから大丈夫よ」
新人マネージャー「えっ?猫の忍者?それ何ですか?」
先輩マネージャー「新人のあなたは知らなくても良い事です、ただ万が一にも彼女が発作を起こした時に、あなたしか居ない時には必ず実行してください、分かりましたね」
新人マネージャー「すいません、余計な質問をしてしまいました、注意事項は憶えましたので」
新人マネージャー「あのー、あと訊いて良いか分からないんですが、たまに地下から異音が聴こえるんですが?」
先輩マネージャー「それも、あなたが知る必要のない事です、さあ、あなたが馴れるまでの教育担当マネージャーを紹介しますから、付いてきて」
新人マネージャー「はい、これからもよろしくお願いいたします」