ある穏やかな日の研音事務所のこと

地下室の山口真帆専用個室を訪ねる桜田ひより先輩
桜田ひより先輩「入るわよ、山口」
山口「はっ、こんなむさ苦しい場所まで来て頂きありがとうございます」
桜田ひより先輩「別に、来たくて来たんじゃないわよ、マネージャーにも地下室には行くなと注意されてるしね、でもあなたとは一回だけでも映画で共演した仲だからマネージャーに内緒で警告しに来たのよ」

桜田ひより先輩「これを見てくれるかしら『桜田ひより「さっさと人間やめてしまえ、テロリパゴン臭ええええええええええええええええええwwwwwwwwwwww死ねゴミwwwwwwwwwwww」』、あなたのジャステイスとか謝罪民とか事件民の蔑称で呼ばれてるヲタクが書いたのよね」
桜田ひより先輩「私のイメージが壊れる様な、下品な言葉を私の名前付きで書くのは、まさか山口の指示じゃないわよね?」
山口「ひぇぇぇっ、とんでも御座いません、コイツらは私の言うことを全く聞かない厄介ヲタクです、しかし桜田先輩にご不快な思いをさせてしまった事はお詫び申し上げます」
床に頭を激しく打ち付ける土下座を繰り返す山口
桜田ひより先輩「そんな真似は止めなさい、あなた、仮にも研音女優の端くれでしょ、顔に傷を付けてどうするの、バレたら私まで叱られかねないわ」
床に額を押し付けたままの山口「申し訳ございません、申し訳ございません、申し訳ございません・・・・・・・・」
桜田ひより先輩「ふん、今回は私の腹に収めて終わりにしてあげるけど、前の社長の覚えが目出度いからって頭に乗らないことね」
山口は地下室を出て遠ざかる桜田ひより先輩のヒールの音を聞きながら激しい頭痛にまた襲われている
「何で、わたしばかりがこんな目に遭うんじゃー、いっそのことひともおもいに殺してくれー」

ある晴れた日の研音事務所地下室での一幕





んてことー