NGT48・中井りか、結成から7年で大人に「炎上の火加減を調整できるようになった(笑)」


 結成7年めを迎えたNGT48のファーストアルバム『未完成の未来』が6月29日に発売される。デビューシングル『青春時計』から最新シングル『ポンコツな君が好きだ』まで全シングルを網羅したアルバム発売に際して、NGT481期生である中井りかに話を聞いた。
今回のアルバムのリード曲『しそうでしないキス』で小越春花とともにWセンターを務める中井。“NGT48の顔” として、数々の経験をしてきたであろう中井は、今何を思うのだろうか? 「NGT48に結成から7年いますが、これまでの楽曲はすべていい曲ばかりだと思います。ファーストから4枚めまでのシングル曲はソニー・ミュージック、AKB48シングルのカップリング曲はキングレコード、現在の曲はユニバーサルミュージック。振り返ると、NGT48はいろいろなレコード会社の方にお世話になってきました。
 今回、レーベルの垣根を越え、1枚のアルバムになったことがすごく嬉しいです。NGT48の歴史がこの1枚に凝縮されていると思います」  ファーストアルバムの発売まで7年かかったメジャーアイドルグループというのも稀だ。これまでの7年間の思いを、素直に吐露する。 「コロナなどで、グループの活動自体が思うようにいかない時期もあったので。正直、ウジウジくすぶっていた時期もありました。
 ただ、そんな思うようにアイドル活動ができない時期に『アイドルにとっては、ステージに立てることとかすべてがあたりまえではない』と理解できたのは大きいと思います。
 ほかのグループがアルバムを出したりしていることに対する嫉妬や焦りはなくて、いつもの活動をできること自体が『特別なこと』なんだと気付けたんです。だから結成から7年たち、ファーストアルバムが出るというのが本当に嬉しい!」
 NGT48の一期生である中井は中心メンバーとしてグループを牽引する立場だ。 「やっぱり、絶対にメンバーには態度では出さないし、言わないけど『これまでグループを引っ張って来たのは自分だ』という自覚はあります。センターになったというのは、それが表立って見える形になったということ。
 どこにいてもNGT48の顔じゃなきゃいけないという気持ちは常にありますが、それに縛られすぎると自分のキャラも活きてこなくなる。普段は言いませんが、そこは常に自覚しています」