>>1
-スリーホワイトシスターズ物語 毎日偏頭痛、新たなる戦い編-


某事務所の稽古場で女優山口真帆が早朝からの女優訓練で汗を流している

今回の自主女優訓練は某モニタリングで実力を発揮出来なかったことを深く自覚したからであり

魔力を使える魔法少女であっても女優で成功するのは素の実力でをモットーにする努力家の山口真帆らしい女優訓練が見られる

複数の光速飛行ドローンの下部に円形の枠がそれぞれ取り付けられ
不規則な軌道で女優山口真帆を飛んでいる
そしてその内の一機のみがやはり不定期に赤色ランプを極短時間に灯すや否や
それを感じとり最高の笑みを浮かべてドローンの下げている枠内に収まる最高の角度で動きを固定する

山口真帆「ぷはぁーーー、ほぼほぼ百発百中で、どんなタイミングでワイプで抜かれても、女優山口真帆の最高の笑顔をファンに魅せられるわね」

独りごちる女優山口真帆にマネージャーが声を掛ける

マネージャー「あら、山口さん、おはようございます、朝から精が出るわね、努力するのは大切な事よ」

先を続けてマネージャーが少し表情を厳しくしなから言う

マネージャー「さて、山口さん、話は変わりますが、前回のモニタリング出演前に書いて貰った、アンケートの内容の事なんですけれども、もう少し周りが食い付き易いネタを書いた方が、制作ももっと助かると思うのね、この女優訓練が終わったら、アンケート内容を練る訓練を地下室で始めて貰えないかしらね」

女優山口真帆はマネージャーの熱い言葉に感動しながら

山口真帆「はい、すぐに、アンケート内容を練る訓練に取り掛かります」

マネージャーはいよいよ素直なだけが取り柄に成りつつある山口真帆に背を向けながら言う

マネージャー「稽古場を掃除して、シャワーを浴びて貴女も綺麗にしてからで構いませんからね、それから、まだ青いバナナを一箱地下室の前に置いてありますから、全部独りで食べて構いませんよ、じゃあ、私はガールズオーディションの打ち合わせが有るから、もう行きますね、山口さんも後輩に負けないように頑張ってね」

マネージャーが完全に立ち去るのを超感覚で確認すると
ショコラの魔法少女の魔力で一瞬に稽古場の掃除と身支度を整える女優山口真帆

山口真帆「よーし、青いバナナを食べながら、アンケート内容を練る訓練を頑張るぞー」

死ぬまでを安楽に生きる為には、例え魔法を使おうが知ってはいけない事はたくさん有ると知っている、女優山口真帆であった


今日も良い天気ー





んてことー