>>419
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北の大国を自称するN辺境地域の名を冠するN組織の縁の者しか歩いて居ないはずの道に
突如として狂った様な女の高笑いが響き渡る
何だ何だと怪しんで周囲を警戒するNの者らの前方に
紫色の派手派手しいぺかぺかの装束に身を包んだ
独りの女が居ることに気が付く

紫色の派手な女「おーほっっほっほっほっほっほっほっほっ、相変わらず薄汚い手で私たちに触れようとするとは呆れ果てますわね、花魁の正しい意味も分からずに、それでも花魁好きな、未経験純情娘の、真っ直ぐな心を踏みにじるあなたたちNの者らに、彼女に代わりお仕置きをしますわ」

Nの者D「誰だ、テメエは?、気持ち悪い婆あだな」

Nの者Dがそのセリフを言い終えるかどうかの前に操り人形の糸が切れた様にくずおれる

その様子を見てNの者の誰ともなく言い出した
こいつ最近にN辺境地域で噂の都市伝説の紫婆じゃね?

そのセリフを言ったNの者だけが、やはりくずおれる

紫色の派手な女「どこまでも無礼な人たちですね、悪人と云えども、魔法のオクギの最弱威力で、かろうじて死なない様にお仕置きする情けを知りなさい」


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