侮辱罪成立の要件
侮辱罪は、事実を摘示しないで、公然と人を侮辱した場合に成立します。

@公然と
公然とは、不特定又は多数人が認識し得る状態で、という意味です。
誰でも閲覧可能なネット上の世界は公然性が認められることが多いでしょう。

A人を侮辱
対象は人ですから、例えば、動物を侮辱しても侮辱罪は成立しません。

また、「侮辱」とは、具体的事実を摘示することなく、人の社会的評価を低下させるような抽象的判断・批判を表現することをいうと解されています。