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-スリーホワイトシスターズ物語 愛と哀しみの熱血尻バット編-


その日の長谷川は落ち込んでいた
久しぶりに会った北の大国を自称する辺境地域Nの名前を冠するN組織に居た時に仲の良かった娘らが
長谷川を囲む第１回懇親会を開いてくれ、それが終わって別れる時に
また近い内に第2回の懇親会を開いてくれる約束をしてくれたのだが

今日、相手のまとめ役頭から、新たな仕事が決まり皆の休日が揃う様なスケジュールが全く無くなり
申し訳ないが第2回長谷川を囲む懇親会は無期限延期になるので、ごめんなさいの連絡が有ったからだ

野球で熱血と根性と肉体を鍛え上げ、多少な事では動じない肝を持つ長谷川ではあるが
懇親会で酒に酔って何か変な言動でもしてしまい、皆に嫌われたのかしらんと心配をしふさぎこんでいた

そんな長谷川の心配を余所に、鰐の会のボスは長谷川の追者を依頼している組織からの報告書を前に難しい顔をしている

鰐の会のボス｢この報告書の内容だと、N組織の者が上辺付き合い以上の企みを持って長谷川に接触してきたが、正体不明の者に脅迫されて断念したっちゅうことかいな？｣


続く