>>431
続き


影Aが再三止めるのも聞かずに影Bは本館と移動式の全図書館の司書を本館図書館に集めて行う
司書候補の司書見習いの採用試験を司書長たちに申請した

そしてその時がきた

某事務所の地下室で惰眠を貪っていた女優の枕元に影Bが現出する

さすがは紫の魔女、元え、ショコラの魔法少女である、一瞬で覚醒し、全魔力解放準備としてパジャマから
紫色のぺかぺかした、良心的な値段の素材のみを使用したかのような
ショコラの魔法少女の正衣装に変身して影Bと対峙する

ショコラの魔法少女「テメエは何処の回し者だー、私の多重結界をアッサリと通過しやがるとは、ただの人間じゃねえなー、何の用だー、この野郎ー」

興奮して、いつもより少しだけ、荒い言葉使いになっているショコラの魔法少女に向かい
影Bが思念を飛ばして用向きを伝える、コイツ念話が出来るのかと驚きながら
ショコラの魔法少女は、その内容に更に驚愕した表情を浮かべる

影Bは時間短縮の為に念話で必要な事は全て伝え終えたので、改めてショコラの魔法少女に問う

影B「太古の昔に別の惑星の知的生命体だった私から、この惑星の知的生命体として生まれて、力を極めた貴女に敬意を表して、肉声にて問います、私の推薦で司書見習い試験を受けて貰えますか?」

念話で全てを知らされてしまった、ショコラの魔法少女が答える

ショコラの魔法少女「私が断れば、私も、れなも、りこも最初からこの世に居ない事にされるんだろ、だったら試験に合格して、れなとりこ、だけでも魔人化から解放された世界に戻してやらないとな、返事はイエスだよ」

影B「ありがとうございます、仲間思いの貴女なら受けてくれると思いました、さあ、早速で悪いですが貴女を本館図書館に連れて行きます」

しかし残念ながら影Bの願いは叶わず
本館図書館での司書見習い試験に不合格に成ったショコラの魔法少女と影Bが
一緒に囚われてしまい存在意義抹消を待つだけの身となってしまった




続く