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-スリーホワイトシスターズ物語 これで終わりと思うなよ編-

タイナイシティーから愛を込めての章


その日、鰐の会のスーパールーキーのHは少しだけ情緒不安定気味になっていた

原因は朝一番で鰐の会のボスに大切なアテレコ仕事の途中で居なくなったお詫びをしに行った時のやり取り

鰐の会のボス「いやいや、いやいや、いやいや、Hはアレやろ、KOのYさんに呼び出されて行ったんやと、マネージャーから聞いとるさかい、気にせんでええで、またYさんに会ったら、儂がよろしゅうにと言っといたと伝えといてや」

鰐の会のボスに厳しく叱られると思っていたHが拍子抜けをしていると
同席しているマネージャーまでHに優しく話し掛ける

マネージャー「Hさん、貴重なセイロー産さくらんぼまで、あんなにたくさん頂いてしまって、ありがとうございます、これで鰐の会は後10年は安泰よ」

Hは叱られもせず感謝までされてしまい、鰐の会のボスからは特別に賞与と休暇まで貰って退室する

Hが鰐の会のメンバー控え室に行くと、また別のマネージャーがHに声をかけてくる

マネージャー「あら、Hさん、貴重なセイロー産さくらんぼを、どうもありがとうございます、Hさんはご褒美として休暇を貰ってますから帰宅して大丈夫ですよ、あっ、それから事務所にタイナイシティーからHさんへの荷物が届いてますから、スタッフにHさんの自宅まで車で運ばせますので、良かったらトラックに一緒に乗せていって貰えば帰りが楽よ」

いつもよりも優しいマネージャーの対応とそれを見る先輩、同僚、後輩メンバーの畏怖の混じる視線と
彼女らのセイロー産さくらんぼアザっすの大声に見送られてHは鰐の会の事務所を後にする


続く