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-スリーホワイトシスターズ物語 これで終わりと思うなよ編-

スリーホワイトシスターズよセイローシティの至宝を護れの章



今日は朝からセイローシティの自宅でマックスバカ浦の会のSが、涎を垂らしながら1人で天を見上げて哭いている

感情表現が食欲に置き換わりがちなSにとっては、今回の涎は普通の人の涙に相当する

日頃から定時観察と称してHとSの事を覗き見しているKO事務所のYがSの異変に気が付き
Sの部屋に紫のショコラの魔法少女の装束に身を包んだYと、趣味を通り越して素になりつつある花魁の鰐の会のHが疑似空間転移で現れる

Y「どうしたのS?、何かあったの?、困った事があったら相談に乗るよ?」

Hはまた大切なアテレコ仕事中に問答無用でYに同行させられてしまっている

鰐の会のボスにはある時期から、Yさんの急な呼び出しは仕事扱いにしちゃるから心配せんで行ってこい

Yさんに何処に連れていかれても、Hの出張手当は弾むさかい気張ってなとまで言われている

しかしまた1つ大切な声優の役が、他の人に回され兼ねないと思えば気乗りのしないHであったが、それでも気持ちを入れ換えてSに話す

H「熱血&花魁ー、S、哭いてるだけでは、何が有ったのか分からないから、話してちょうだいよ」

しかしSは哭き過ぎて涎を垂らし過ぎてしまい、脳に十分な栄養が行かなくなり

上手く説明する言葉が組み立てられずに悲しくなり、さらに哭くばかり涎を垂らすばかりである

その時である、しゅっとしたSのセイローシティの幼なじみの青年がSの部屋に入ってきた

青年「おはようございます、お久しぶりです、Yさん、Hさん
Sは哭き過ぎて涎を垂らし過ぎて疲れ過ぎて、上手く説明出来ない様子なので代わりに僕が説明します」

青年はSに身を寄せて床の涎と顔を綺麗にハンカチで拭き取りながら

YさんとHさんが来てくれたから安全安心で大丈夫だよ

それからマックスバカ浦の会にも、僕からSの具合が悪いから休ませて欲しいと連絡をして許可を得てるからと伝え

青年「さあ、Sは哭き疲れたろうから、ガムシロップを1リットル用意したので飲んだら、寝てね」

Sは青年から手渡された巨大ジョッキからガムシロップを一気飲みすると
でかいゲップをひとつしてからYとSに頭を軽く下げてから寝室に入っていく



続く