松井珠理奈が〝SKE最大の危機〟を救った名古屋愛
東スポWeb 2021年04月30日 06時15分
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珠理奈のラスト公演はファンの予想を大きく裏切る演出・構成となった。珠理奈が登場したのは開演から約50分が経過した9曲目。井上瑠夏(19)、菅原茉椰(21)、江籠裕奈(21)、熊崎晴香(23)、野村実代(18)、松本慈子(21)が、それぞれソロ曲を披露した後にステージに現れると、前田敦子(29)のソロ曲「タイムマシンなんていらない」を歌った。

体調が万全でないこともあったが「こういう場でソロで歌う経験はすごく大事で、自分はソロをやらせていただく機会があって力がついたと思う。ソロをやったことがないメンバーに初めての経験をしてもらえたことがうれしかったと思います」と、後輩メンバーの成長につながることを期待していた。
公演MCで菅原が「自分に機会をいただいてうれしかったなと思います」と明かしたように、これまでも秋元康総合プロデューサー(62)や関係者に、菅原らSKEの若手メンバーを積極的に売り込み、グループ全体の活性化につなげようとしていた。

SKEはAKBの姉妹グループとして誕生したこともあり、2019年3月にKeyHolder社に30億円で買収されるまでAKBと同じ芸能事務所に所属するグループだった。事務所にとってメインはあくまでAKB。そういった背景もあって当時の所属事務所本社サイドは、東京キー局ではない名古屋のテレビ局や地元の放送関係者に対して木で鼻をくくったような態度を見せることもあった。
その影響で一部の在名テレビ局とは、関係が途切れそうになったこともあったほど。一時は15年1月から17年3月まで、2年以上も地元でSKEの冠番組が放送されなかったこともあった。

しかし地元との関係をを何より大切にする珠理奈は、疎遠になりかけた地元テレビ局との関係修復にも積極的だった。
「つながりがなくなりそうになっていた地元テレビ局の関係者が久しぶりに劇場に来たときに、珠理奈はすぐにあいさつに行ってグループの魅力をアピールしていた」(元48グループ関係者)
「珠理奈や須田(亜香里)は、とにかくあいさつや礼儀がしっかりしている。そういうのに接しているとスタッフもみんな好意的になりますよ」(地元放送関係者)

SKEの現在の所属事務所「ゼスト」は、地元放送局とのコミュニケーションに積極的で関係も良好だが「地元を大切にしたい」という珠理奈の思いがそういった部分にもつながっている。
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