>>152
続き

工場で待っていた硝子職人から吹く時の要領を教えて貰ったHは
野球で鍛え上げた勘で、あっという間にコツを身に付けてしまっていた

硝子職人から、もうHさん一人で全部出来ますとお墨付きが出ると

マネージャーが硝子職人に立ち退くようにお願いする
硝子職人もその辺は事前に聞いているので、こんなに早く技術を習得出来る人は長年この仕事をしていて初めて見ましたよ
家の工場で雇いたいくらいですと感心しながら工場から出ていく

硝子職人「何か用が有る時には事務所に居ますから声をかけてください」

硝子職人を見送ったマネージャーもHを置いて出ていく

マネージャー「これからはHさんにしか出来ない仕事ですから、花魁硝子コップはHさん限定の商品ですから、いっぱい花魁の魂を込めて作ってくださいね、では頼みますよ」


続く