エイベックスが12日発表した2022年3月期の連結決算で、純利益は前期比92.8%減の9億1900万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(21億9400万円)を下回った。2023年3月期の純利益は前期比56.5%減の4億円を見込む。QUICKコンセンサスの42億4700万円を下回る。

エイベックスは独立系の音楽ソフト会社の大手。取り組みのほか、ライヴ・イベントにおける制限緩和措置が進んだことにより、ライヴ・イベントの公演数増加による収益改善及び音楽パッケージの販売も好調に推移し、前連結会計年度を上回る販売実績となった。ライヴ公演数の増加及び音楽パッケージ作品の販売数増加等により、売上高は676億円、営業利益は45億円となった。

2022年3月期の売上高は前期比20.7%増の984億3700万円、営業損益は25億8200万円の黒字(前期は62億7800万円の赤字)、経常損益は23億5100万円の黒字(前期は65億3800万円の赤字)だった。