クピャンスク市内の第92独立機械化旅団
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ウクライナ軍兵士がクピャンスク市中心部を確保したことを示す写真が登場、さらにオスキル川沿いに南下するウクライナ軍がHorokhovatkaに到達したためイジューム方向のポケットは閉じられようとしている。

■ウクライナ軍は「クピャンスク西岸部の確保」「イジュームのロシア軍殲滅」という2つの目標を達成しつつある

オスキル川沿いにイジュームに向けて南下するウクライナ軍がHorokhovatkaに到達したことを視覚的に確認、クピャンスク市議会など複数の地点でウクライナ軍兵士が撮影した写真も登場したため、恐らくクピャンスク市中心部=西岸部分をウクライナ軍が制圧した可能性が高い。

特に重要なのはHorokhovatkaをウクライナ軍が確保した点で、このまま前進してOskilを抑えればイジューム方向のポケットはほぼ閉じられ、取り残されたロシア軍部隊は降伏するか死ぬまで抵抗するのかのどちらかだ。

さらにリマン方面に向けてウクライナ軍が攻撃を開始しているいう報告もあるが、SNS上に出回っている「戦車がドネツ川を渡河してリマンに向かっている動画」は5月末にスラビャンスクへ後退するものなので、リマン方面への攻撃は飽くまで歩兵主体だと思わる。

どちらにしてもウクライナ軍は「クピャンスク西岸部の確保」「イジュームのロシア軍殲滅」という2つの目標を達成しつつあると言って良い。

追記:ロシア軍がクピャンスクから撤退しているという噂や、ポケットが閉じられかけているイジュームからリマンへ逃げ出しているという噂がある。

2022.09.10
https://grandfleet.info/european-region/ukrainian-forces-secure-kupyansk-city-center-near-recapture-of-izyum/
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