心傷つき疲れ果てた
ジンボが潜むという家で
てめえの推しが枕されて
残骸のように立ってた

警察車(パトカー) 叩かれるドアが
ジンボの隙間をすり抜け
警察車(パトカー) 燃えあがりそうに
暁の中 走り出す


朝のノックにいさお撃たれ
絶望の底に倒れた
逮捕(わかれ)の黄昏(とき) いさおこの世で
一番悲しい声で泣いた

警察車(パトカー) 鳴らされるベルが
集落のしじま駆け抜け
警察車(パトカー) いさお引きちぎり
暁の中走り出す


犯罪予告切れ切れに
前科乗せて車走る
留置場の部屋の中で
いさお冷たくなっていく

警察車(パトカー) 叩かれるドアが
ジンボの隙間をすり抜け
警察車(パトカー) 燃えあがりそうに
暁の中 走り出す

警察車(パトカー) 鳴らされるベルが
集落のしじま駆け抜け
警察車(パトカー) いさお喚き出し
暁の中走り出す