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-スリーホワイトシスターズ物語外伝 夏だ海だ金色のヤツだ!?編-


KO会の地下室の主のYが鰐の会の花魁の悪魔のHとマックス馬鹿浦の会の白痴美顔のSから

三人の夏休みを合わせて、何処かに旅行にでも行かないと誘われたのは数日前のことであった

HとSの夏休みの日程さえ合えば、外仕事がほぼ皆無のルーズスケジュールのYに異存はなかった

今回の旅行の行き先は何とSが決めてくれて、旅行中の細かい段取りはHがするので

HからはYは体1つだけでKO会の地下室で待っていてくれるだけで良いよと言われている

旅行出発当日の早朝にHの運転で、Yが見たことの無いようなゴツい外車の新車の助手席にSを乗せて、KO会の玄関前にYを迎えに来た

Yと荷物を乗せて車は一路目的地に向けて走り出す

Y「H、S、おはよー、Hには朝から運転までしてもらって悪いわね」と二人に挨拶をする

Hも「おはよーY、そんなに気にしないで頂戴よ、私もSも何か困った事があると、Yには助けて貰ってばかりだから、今回はせめてものお礼よ」とにこやかに返す

SはSでバリボリと硬さでは世界一と言われている、鉄拳骨煎餅を噛り、煎餅くずを口端からこぼしながら
「おはよーY、Yも鉄拳骨煎餅を食べる?、今日からの旅行のテーマは、仲良し3人美人義姉妹が美しき絶海を眺め、美食を飽食し、謎の島を探索しようよ」と簡単に旅行の説明をする

YもHも以前よりもSがハキハキテキパキ喋るのに感動を覚える

実はこれにはいささかの理由があり、ピーキーアーティストのあのちゃんと掴み合いの喧嘩になった時に

あのちゃんが剛力を用いてSの頭を真っ二つに引きちぎろうとした時に、頭蓋骨の繋ぎ目が全部弛み、脳内への血流が通常時の3倍になったままだからである

前よりも賢くなってもSの食欲優先の生き方は変わらず、煎餅くずを車内にポロポロと溢しまくっている


続く