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-真ホワイトシスターズ物語 M7接触編-


日が沈んで間もない時刻にどんどんどんどんどんどんと住んでいるアパートの扉がしつこく叩かれた
どうせ何かの勧誘だろうと思い居留守で切り抜けようと頑張ってみたが
一向にドアを叩くのが止まず、さらには少女のような声で7だよ7が下等生物の◯◯に招かれたから来たよ、と近隣に響き渡る程の音量で騒ぎ出したので仕方なくドアを開けて応対することにする

ドアを開けて静かにしろと訪ねて来た者に注意するとやっと静かになるのだが

私の目の前に居たのはよく通り過ぎる公園で頻繁に見掛けていて不審に思ったので声を掛けただけの少女だった

私は少女の突然の訪問に驚いたので、それが脅えた態度に見えないいように気にしながら
少女ににいったい何をしに来たのかの来訪の用件をを尋ねると答えてきた

7(少女の様な者は7と名乗っている)はね、ずっと仲間が迎えに来るのを待っていたんだよ、でも思っているよりもずいぶん時間がかかりそうなんだよ

それでね、○○(◯◯は私の名前である)は未知の次元の下等生物だけれども、7を感知出来て接触出来るので、いろいろと7の役に立ちそうだから、たった今から○○の領域で仲間を待つことに決めたんだよ、と訳の分からない事を言い出した

7はね下等生物○○が7に初めて接触してきた時に、何か困っているなら交番に連れて行くとか言ってきたから感心わしたんだよ
だから、どうせ待つならば7に優しい下等生物○○の領域で迎えを待たせて貰うんだよ、とますます意味不明な事を続けてくる

今、思い返せば7と名乗る少女(実は存在7だったが)を最初に見掛けたのが三交代勤務の勤め先に向かう為に近くを通りかかる最寄り駅の近くの公園だった

三交代勤務のどの時間帯で出退勤しても同じ少女が公園内の何処かしらに居るのを不審に思い声をかけたのだ

もしかして幽霊だったりしたら初オカルト体験だし、普通の女の子なら駅前交番にでも連れて行けば善行にでもなるかと思ったのが、どうやら運の尽きだったらしい



続く