>>274

その日の朝まで存在スズの話を聞いていたが
これから出勤するから続きはまた高次元存在同士で話してみて
どうしても結論が出ないなら帰宅してから何の力になれないかもしれないけれども話を聞くだけなら聞くよとして

じゃあ出勤前の支度をするからとスズとずっと俯いたままの7に声をかけてから

そうだスズはせっかく下等生物を訪ねて来たのだから
7がいつも食べている下等生物の食事でも食べますかと聞いてみると

少女の目から黒い炭団を填めた様な穴の目にして虹色にキラキラと耀らせながら食べると返事をした

スズ「あのね、あのね、あのね、スズはね、7が下等生物◯◯の領域に居座りたい原因が知りたいんだよ、だから何かの参考になりそうなら摂取してみたいんだよ」

スズの相手をしていて徹夜明けの体で三人分の朝御飯を作るのは面倒だなと思いながらもチャチャっと作って食べて出勤することにする

それからスズに確認しておく一番大切な事を思い出してしまい
これが分からないとスズには食事はやれないなと判りスズに尋ねてみる

俺「えーと、スズは下等生物◯◯が摂取している物質と同じ物を摂取した後の、下等生物領域てのルールを知ってますか?」

それに対してスズは7が下等生物◯◯の領域で共に過ごしていた情報は7から強制的に吸出したので
下等生物◯◯の領域内外含めて我々が下等生物◯◯に迷惑をかける事はないと約束をしてくれた

一晩徹夜で話してみてスズの方が少しだけ7より賢そうに見えたので
ここは徹夜で疲れてもいるのでスズを信じて任せようと決めて

いつもの7飯の目玉焼き丼を2人分、先に作って上げてスズと7が向かい合うテーブルに並べてやり
俺は自分の為のもう少しだけ手の込んだ朝御飯を同じテーブルに置いて、急いで掻き込み始める、遅刻は嫌だからな

7はスズに遠慮しているのか、スズが先に目玉焼き丼を食べ始めるのを見てから7の分の目玉焼き丼を食べ始める

二体の食事風景を観ていてどうにも気持ち悪いのは、スズは本当に7の経験値を完コピしたらしくて

両者共に少女の目から黒い炭団を填めた穴の様な大きな目にして

スズ、7「美味しいね、目玉焼き丼、美味しいね、目玉焼き丼、美味しいね、目玉焼き丼···········」

食べ終えるまで誰にともなく呟き続けているのだった

もう嫌だ、出勤しよう